はじめに

NI Collabo Video Uploaderとは

NI Collabo 360のVideo Viewer機能に動画を直接アップロードできるアプリです。
PCに動画を転送したりブラウザを立ち上げたりすることなく動画を公開できます。

ブラウザから大きなサイズの動画をアップロードすると、端末がスリープして途中で止まってしまう可能性がありますが、このアプリを使えば完了するまで待っているだけで大丈夫です。

動作環境

iOS 16 以降

制限事項

  • アプリを利用するにはVideo Viewerオプションの契約と、動画管理の権限が必要です。

  • 端末の内部ストレージにアップロードする動画以上の空き容量必要です。

  • アップロード可能な動画容量は1件あたり最大5GBです。
    5GBを超える動画は分割・圧縮してください。

  • Video Viewerの契約容量を超過している場合、動画をアップロードできません。

認証する

認証方法

アプリを利用するために認証を行います。
認証には、「NI Collabo 360」のログイン情報が必要です。
下記のいずれかの方法で認証を行います。

QRコード認証は、アプリを利用する端末とは別途、QRコードを表示するための端末が必要です。
他に端末が手元に無い場合は、パスワード認証をご利用ください。

QRコード認証

  1. アプリで読み取るQRコードを表示するため、
    アプリを利用する端末とは別の端末を使い、ブラウザで「NI Collabo 360」にログインします。

  2. 「オプション設定 > 基本設定 > スマートフォンアプリ > 認証」に遷移するとQRコードが表示されます。
    ※「NI Collabo 360」ポータル画面下部の「アプリ認証」から開くこともできます。

  3. アプリを起動して認証情報を開きます。

  4. 「QRコード認証」ボタンをタップしてカメラを起動します。
    ※QRコードを読み取るため、カメラの使用権限を許可してください。

  5. 起動したカメラでQRコードを読み取ってください。

QRコード認証

パスワード認証

  1. アプリを起動して認証情報を開きます。

  2. 連携先URLを入力してください。
    ※連携先URLはブラウザで「NI Collabo 360」にログイン後、
    「オプション設定 > 基本設定 > スマートフォンアプリ > 認証」に遷移すると記載されています。
    ※「NI Collabo 360」ポータル画面下部の「アプリ認証」から開くこともできます。
    ※スマートフォンまたはタブレットで画面表示すると、連携先URLの横に「コピー」ボタンが表示されます。
     連携先URLをコピー&ペーストで入力することができます。

  3. ID、Passwordを入力してください。接続ができれば完了です。
    ※「NI Collabo 360」の標準版にログインする際のID、Passwordです。

パスワード認証

使い方

動画をアップロードする

以下の手順で動画をアップロードします。

  1. 動画を選択する

  2. 圧縮の設定をする

  3. 圧縮

  4. アップロード

  5. 変換

  6. 完了

動画を選択する

  1. +ボタンをタップします。

  2. アップロードしたい動画を選択します。

動画を選択
Note
  • 端末の内部ストレージにアップロードする動画以上の空き容量必要です。

  • 選択した動画の容量が大きい場合、動画の読み込みに時間がかかることがあります。

  • 内部ストレージの空き容量が少ない場合、動画の読み込みに時間がかかることがあります。

  • 動画の読み込み中は画面を開いたままにしてください。

圧縮の設定をする

アップロードを開始する前に圧縮の設定を行います。
圧縮を行うことで転送量と容量を節約することができます。

圧縮設定

圧縮の選択肢は選択された動画によって変わります。
元の動画の解像度・ビットレートを超える選択肢は表示されません。

選択肢 動画の要件

480p

解像度:480p以上 かつ
ビットレート:1.4Mbps以上

720p

解像度:720p以上 かつ
ビットレート:2.8Mbps以上

1080p

解像度:1080p以上 かつ
ビットレート:5.0Mbps以上

圧縮なし

解像度:1080p以内 または
ビットレート:1.4Mbps未満

Note
  • PC・タブレットでの閲覧を想定した社内向けの動画であれば、一般的に720pで十分な画質になります。

圧縮

圧縮の設定が完了すると、圧縮処理が始まります。
※「圧縮なし」を選択した場合、この工程はスキップされます。

アップロード_圧縮
Note
  • 圧縮・アップロードが終わるまでは画面を開いたままでお待ちください。

  • 待ち時間の間に動画の管理項目を入力できます。

圧縮中に画面を閉じてしまった場合、以下のメッセージが表示されます。
「動画差し替え」ボタンから動画を選びなおしてください。

アップロード_圧縮エラー

アップロード

圧縮が完了するとアップロードが始まります。

アップロード可能な動画容量は1件あたり最大5GBです。
圧縮後も5GBを超えている場合はアップロードできません。

アップロード_アップロード
Note
  • アップロードは電波状況が良い場所で実行してください。

  • 圧縮・アップロードが終わるまでは画面を開いたままでお待ちください。

  • 待ち時間の間に動画の管理項目を入力できます。

アップロード中に画面を閉じてしまったりネットワーク接続が切れたりした場合、以下のメッセージが表示されます。
「再実行」ボタンをタップすると、アップロード処理を途中から再開することができます。うまく再開できない場合は「動画差し替え」ボタンから動画を選びなおしてください。

アップロード_アップロードエラー

変換

アップロードが完了すると変換処理に入ります。
インターネットでの配信に適した形式にファイルを変換しています。

アップロード_変換
Note
  • 変換は動画再生時間と同じくらいの時間がかかることがあります。

  • 変換はこの画面を閉じても実行されます。

  • 変換完了後に通知が届きます。

完了

変換が完了すると、アップロードした動画を画面上で再生できるようになります。

動画プレーヤー項目

動画の管理項目を入力する

アップロードが完了するまでの待ち時間にタイトルなどを入力してください。
あとから入力することもできます。

項目

項目 説明

サムネイル

「変更」ボタンからサムネイルを変更します。

  • 動画シーンから選択:動画のワンシーンを切り取ってサムネイルに使用できます。

  • 写真から選択:任意の画像をサムネイルに使用できます。

タイトル

視聴者に表示するタイトルを入力します。

概要

視聴者に表示する動画の説明を入力します。

添付ファイル

視聴者にダウンロードしてほしいファイルを指定します。
最大10ファイルまで添付できます。

管理用カテゴリー

動画管理者が検索などに利用する分類を指定します。
最大10件まで指定できます。
この項目は視聴者には公開されません。

管理用備考

動画管理者用のメモ欄です。
この項目は視聴者には公開されません。

社外視聴者
入力項目 説明

社外公開

動画の公開状態を選択します。

  • 公開:動画の変換が完了し公開期間に入ると、自動的に視聴可能になります。

  • 公開準備中:変換状態や公開期間に関わらず、自分で「公開」に変更するまで視聴可能になりません。

  • 非公開:視聴不可になります。

社外公開期間

動画を公開する期間を限定したい場合に指定します。
未入力の場合、登録日が公開日になります。

社外視聴者

  • ON:視聴可能な視聴者を限定します。
    社外視聴者をパーソン情報やターゲットリストから追加してください。

  • OFF:全視聴者に公開します。

一覧表示

ONにすると、視聴者に追加されていない人の一覧にもサムネイル等を表示します。
動画の再生はさせないが、動画の存在は知らせたい場合などにご利用ください。

社外カテゴリー

社外視聴者が検索などに利用する分類を指定します。
最大10件まで指定できます。

社外再生リスト

動画を追加する再生リストを指定します。
視聴する順番を指定したり、シリーズ化した動画をリスト化できます。

注目動画

ONにすると、視聴サイトの最上部に動画が固定表示されます。

社内視聴者
入力項目 説明

社内公開

動画の公開状態を選択します。

  • 公開:動画の変換が完了し公開期間に入ると、自動的に視聴可能になります。

  • 公開準備中:変換状態や公開期間に関わらず、自分で「公開」に変更するまで視聴可能になりません。

  • 非公開:視聴不可になります。

社内公開期間

動画を公開する期間を限定したい場合に指定します。

社内視聴者

  • ON:視聴可能な視聴者を限定します。
    社内視聴者を社員情報から追加してください。

  • OFF:全社員に公開します。

社内カテゴリー

社内視聴者が検索などに利用する分類を指定します。
最大10件まで指定できます。

おすすめ動画

ONにすると、社内視聴者向けの一覧画面の最上部に固定表示されます。

社内通知

ONにすると、動画の変換が完了したときか公開期間に入ったタイミングで、視聴者のポータルに新着情報として通知されます。

動画を削除する

入力フォームの下部にある「削除」ボタンから、
動画を含む登録内容を削除することができます。

削除

動画一覧

自分がアップロードした動画の一覧です。

動画一覧
  • 登録中の動画
    アップロードを開始して変換が完了していない動画の一覧です。
    登録日が新しい順に5件まで表示されます。

  • 最近登録した動画
    変換まで完了した動画の一覧です。
    登録日が新しい順に5件まで表示されます。

その他

オプション

最新データの取得

動画一覧や設定を読み込んで最新の状態にします。

ブラウザで開く

ブラウザで NI Collabo 360 にアクセスします。
Video Viewerの動画管理画面が開きます。

アプリ情報

通知やカメラへのアクセス許可などの設定ができます。

関連情報

クライアント証明書

Note

本機能は通常はシステム管理者からの連絡・案内があってから利用する機能です。特に案内がない、あるいは、ご利用の予定がなければ本節は読み飛ばしていただいて結構です。

NIコンサルティングが提供しているiOSアプリでは、特定端末からのアクセスのみを許可する手段としてクライアント証明書を利用した通信方式をサポートしています。
クライアント証明書を使うためには対象アプリ内に使用する証明書を最初に一度だけ取り込む必要があります。ただし、取り込んだ証明書の有効期限が切れたなどの理由で証明書を更新する場合は再度取り込みが必要になります。

証明書をアプリ内に配置するため、Windows PCまたはMacと対象アプリがインストールされているiOSデバイス(iPhone、iPad)を有線ケーブルで接続する必要があります。

Note

証明書は iOS 標準のキーチェーンサービスによって安全に管理され対象アプリ間で共有されるので、NIコンサルティング が提供している他のアプリで証明書を取り込んであれば改めて取り込む必要はありません。
※他社製アプリはこの共有された証明書は利用できません。

事前にご用意いただくもの

クライアント証明書ファイル
秘密鍵を含む(PKCS#12形式のファイル 拡張子.p12 ※.pfxという拡張子で配布される場合もあります)
および秘密鍵を保護しているパスフレーズ(取り込み時に入力します)
※証明書ファイル名は固定とする必要があり「niconsul.p12」に変更してください。
※パスフレーズが空のものは対応していません。

Mac または Windows PC
証明書をアプリ内に転送するため、Windows PCまたはMacとiOSデバイス(iPhone、iPad)を有線ケーブルで接続する必要があります。

クライアント証明書をアプリに取り込む

  • macOS Mojave 以前またはWindows PCをお使いの場合は、iTunes経由の場合を参照してください。

  • macOS Catalina 以降をお使いの場合は、Finder経由の場合を参照してください。

iTunes経由の場合
  1. 入手したクライアント証明書ファイルのファイル名を “niconsul.p12” に変更します。

  2. MacまたはWindows PCに対象となるiOSデバイスをケーブルで接続し、iTunes を起動します。

  3. iTunes 上で対象のiOSデバイスを選択し、設定の「ファイル共有」を表示します。

  4. ファイル共有のAppから対象アプリを選択し、右側の「(選択したアプリ名)の書類」ビューにファイル名を “niconsul.p12”としたクライアント証明書ファイルをドラッグ&ドロップするか、下部の「ファイルを追加」ボタンからクライアント証明書ファイルを選択しアプリ内に証明書を配置します。

  5. iOSデバイス上で証明書を配置したアプリを起動します。上記操作をする前にアプリを起動していたらアプリの再起動が必要です。

  6. アプリを起動すると、アプリのQRコードを読み込む認証情報画面の下部にクライアント証明書を使用するためのボタンが現れます。これをタップすると証明書のパスワードが要求され、ここで秘密鍵を保護しているパスフレーズを入力してください。

  7. 取り込みが成功すると証明書の識別名(エイリアス名)が設定画面に表示されます。この状態のとき通信時にクライアント証明書を要求される場合に自動的にこの証明書を提示して通信するようになります。

クライアント証明書iTunes経由
Finder経由の場合
  1. 入手したクライアント証明書ファイルのファイル名を “niconsul.p12” に変更します。

  2. Macに対象となるiOSデバイスをケーブルで接続し、Finderを起動します。

  3. Finder 上で対象のiOSデバイスを選択し、「ファイル」を表示します。

  4. ファイル名を“niconsul.p12”としたクライアント証明書ファイルを対象アプリへドラッグ&ドロップして追加します。

  5. iOSデバイス上で証明書を配置したアプリを起動します。上記操作をする前にアプリを起動していたらアプリの再起動が必要です。

  6. アプリを起動すると、アプリのQRコードを読み込む認証情報画面の下部にクライアント証明書を使用するためのボタンが現れます。これをタップすると証明書のパスワードが要求され、ここで秘密鍵を保護しているパスフレーズを入力してください。

  7. 取り込みが成功すると証明書の識別名(エイリアス名)が設定画面に表示されます。この状態のとき通信時にクライアント証明書を要求される場合に自動的にこの証明書を提示して通信するようになります。

クライアント証明書Finder経由
Note
  • クライアント証明書を使う環境でQRコード認証を行う際、QRコード画面をHTTPSで開く必要があります。(これはQRコードに含まれている接続用のURLはその画面を開いたときのURLに応じて作成されるためです)

  • iTunes または Finder 経由でアプリ内に配置した証明書ファイル(niconsul.p12)は自動では削除されません。削除が必要な場合は iTunes または Finder からの操作で削除してください。

クライアント証明書をアプリから破棄する

クライアント証明書が不要になった場合は、以下手順でアプリ内から取り込まれている証明書を破棄します。

  1. アプリ内から証明書を破棄するにはアプリの設定画面内の「証明書の破棄」をタップします。

  2. 確認ダイアログが表示されOKでアプリ内に取り込まれている証明書データが破棄されます。

よくあるご質問

詳細やエラーが発生した場合の解決方法、よくあるご質問は以下のマニュアルを参照してください。
よくあるご質問:スマートフォンアプリ編

サポートデスク

E-MAIL

support@ni-consul.co.jp

URL

https://www.ni-consul.co.jp

営業時間

月曜日~金曜日 9:00~12:00、13:00~17:00(弊社休業日・祝日を除く)

奥付

○ 商標

本説明書に登場する会社名、製品名は各社の登録商標、商標です。

○ 免責

本説明書に掲載されている手順による操作の結果、ハード機器に万一障害などが発生しても、弊社では一切の責任を負いませんのであらかじめご了解ください。

○ 発行

株式会社NIコンサルティング
2024年9月24日 第2版

NI Consulting

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